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将軍昼食企画*第1次研究成果(6)
松坂さんご担当分です。
お弁当の形を決定するうえで重要な部分のご担当なので
情報が少ない中、調べるのは難しいかと思いますが、
今後ともよろしくお願いいたします。
他のメンバーの皆さんも、今後も引き続きよろしくお願いいたします。
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担当:盛りつけ、器
聖福寺にて、吉宗がたべた昼食が実際にどのような形式をとったのかについてはまだ調査が不十分ですが、“お弁当”として仕上げる(この認識は合っていますでしょうか)という方向性をふまえて、現時点でわかった当時の食事の携行スタイルのひとつをご報告します。
提重(さげじゅう)
花見や観劇の際に使用された携帯用の重箱。料理や菓子のほかに、酒入れや銘々皿などを組み合わせて持ち運びができるようにつくられている。漆塗りに蒔絵がほどこされているものが多い。
この他、行楽・贈答用の食器具としては、重箱、食籠(じきろう)、行器(ほがい)、広蓋、茶弁当などがありましたが、この提重をふくめいずれも高級品で、まさに行楽・贈答をする余裕のある上層階級が使用したもののようです。
◇参考文献◇
『道具と暮らしの江戸時代』 小泉和子
吉川弘文館 1999
『江戸東京グルメ歳時記』 林 順信
雄山閣 1998
今後は調査内容をどのように商品に反映させることができるかという点を意識しつつ、日光道中の詳細や庶民の携行食のあり方を調べたいと思います。
盛りつけにかんしても調査中ですが、場合によっては土井先生にもアドバイスをいただきつつ進めたいと思います。